
ニューカレドニア南部に浮かぶ小さな島、イルデパン。
ユネスコ世界遺産に登録されたラグーンに囲まれ、どこまでも続く青が旅人を迎えてくれます。
その海を案内してくれるのが、1972年に創設された Kunie Scuba Center(クニエ・スキューバ・センター)。
半世紀以上の歴史を持つ、島で唯一のダイビングセンターです。
ここでしか体験できない「ユネスコ世界遺産の海でのダイビング」。
それは、初めての人にも、何度も潜ってきたダイバーにも忘れられない体験になります。

体験ダイビングでも、本格ダイビングでも楽しめる海

Kunie Scuba Center では、初心者から上級者まで対応したダイビングプログラムを用意しています。
初めての方には、ライセンスがなくても参加できる体験ダイビング。
経験豊富なインストラクターが丁寧に説明を行い、世界遺産の海の魅力を安全に案内してくれます。
一方、ライセンスを持つダイバーには、島周辺に広がる約20か所の多彩なダイビングポイントを案内。
流れの穏やかなリーフ、迫力あるドロップオフ、魚影の濃いエリアなど、イルデパンの海の多様な表情を楽しむことができます。
体験でも本格でも、この海が与えてくれる感動は変わりません。
多くの人が「ここで体験ダイビングをして、ライセンスを取りたくなった」、「いろんな場所を潜ってきたけど、ここが一番きれいだった」と話すほどです。
色とりどりのサンゴと、豊かな生命

イルデパンの海を象徴するのは、健康なサンゴ礁。
色とりどりのソフトコーラルやハードコーラルが生き生きと広がり、そのまわりを無数の魚たちが泳ぎます。
一年を通してピグミーシーホースの姿を見られるほか、トラフザメやマダラトビエイ、ナポレオンフィッシュがゆったりと泳ぐ姿も、この海では決して珍しくありません。
海の中はまるで別世界。
光が差し込むたびにサンゴの色が変わり、時間を忘れてしまうほど美しい光景が広がります。
ボート上からの絶景も楽しみのひとつ

移動中は、青く透き通るラグーンと、ナンヨウスギが生い茂る無人島の景色が広がり、どこまでも広がる海のパノラマを楽しめます。
休憩時間には、スケジュールによってガジ湾を一望できるポイントへ立ち寄ることもあります。
北部に位置するこの湾は、保護された海底が広がり、ほかのボートがほとんど訪れない静かな環境です。
ボートの上から見る景色も、このツアーの大きな魅力のひとつです。
ツアーの流れ(半日コース)
Kunie Scuba Center のダイビングツアーは半日。
ホテル送迎付きで、初めてでも参加しやすいスケジュールです。
1日の流れ(目安)
- 7:45 ホテルお迎え
- 8:00 ダイビングセンター集合
着替え・器材準備。体験ダイビングの方は説明(ブリーフィング) - 8:45〜9:00 出航(ポイントまで約15分)
- 9:30ごろ 1本目ダイビング(または体験ダイブ)
- 休憩・インターバル:コーヒー・紅茶と手作りケーキまたはクッキーを楽しみながら休憩
- ダイバー:2本目のダイブ
体験ダイビングの方は、シュノーケリングを楽しめます。 - 13:30 港に帰港 → 着替え・会計
- 14:00 ホテル到着
※昼食は含まれていません。
ツアー後は食事場所が限られるため、ホテルでサンドイッチなどを用意してもらうのがおすすめです。

料金と設備
- 体験ダイビング:14,000フラン(すべて込み)
- 2ダイブ(ライセンス保持者):17,000フラン
- フルレンタル器材:3,000フラン
レンタル器材は整備が行き届いており、快適に使用できます。
ボートにはキャプテンとインストラクターが乗船。
インストラクターは参加人数に応じて1〜2名の体制で、安全にサポートしてくれます。
少人数グループ(約4名)なので、海の中でも安心して楽しめます。


ベストシーズンと見どころ
イルデパンでは一年を通してダイビングが可能です。
1月〜3月:水温26〜28℃。真夏のシーズン。暖かく穏やかな日が多い一方、風が強まることもあり、台風のシーズンでもあるため天候には注意が必要です。
4月〜9月:トラフザメの姿が見られる可能性が高い季節。穏やかな日が多く、リピーターにも人気です。
7月〜9月:水温21〜24℃。やや冷たく感じますが、ボートの上からクジラを見られるチャンスもあります。
9月〜12月:水温23〜25℃。晴れの日が多く、最も快適なダイビングシーズンです。

ホテル送迎
イルデパン島内の主要ホテル(クトビーチ、カヌメラビーチ方面)から無料送迎があります。

最後に-
Kunie Scuba Center は、1972年の創設以来、この島の海を知り尽くしたスタッフたちが、世界遺産の海を案内してきました。
体験でも、本格ダイブでも、そこに広がるのは「みんなが笑顔になる海」。
イルデパンを訪れたなら、ぜひこの特別な海を体験してみてください。


